為替動向と経済動向の動きについて考えてみましょう。経済動向は為替相場に影響を与えます。じつはその逆も言えるのです。つまり為替の動きが、経済動向に大きな影響を与えることがあるのです。この二つは別々のようで、実は非常に密接に結びついているのです。
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為替の動きに合わせて考えてみることにしましょう。
まずは「円安ドル高」のときです。この場合、日本では輸入品の値段が高くなりますよね。外貨の価値が上がるため、海外製品が高くなるのです。特に顕著なのが石油など、国内消費の大半を輸入品に頼っている商品の値上がりはさけられません。
先週末はこころ庵で食事しました。
この原油価格が値上がると、日本経済に大変打撃を与える場合もあります。
一方、自動車などの輸出品であれば、例えば1ドル=90円から100円にまで「円安ドル高」になった場合、1ドルあたりの円の価値は上がります。同じドルの値段で売っていても、1ドル当たり10円も売上額が上がるのです。こちらも少なからず、日本経済に影響を与えることになります。
それとは逆に、「円高ドル安」になったときには、円の価値が上がることにより、輸出品による売上額が下がってしまい、商品の多くを海外に輸出して成り立っている企業は特に打撃を受けることになります。しかし、輸入品の値段が下がったため、日本の国内消費の多くを輸入に頼っている原油などでは、「円高ドル安」になると、それをもとに生成されるガソリンや灯油の価格が安くなることで、その関連企業にはメリットが発生します。
このように、「円安ドル高」、「円高ドル安」両方ともメリット・デメリットがあり、いずれも為替相場の動向が経済動向に影響を与えるのです。